フルグラにプラスするとGoodな栄養素って何? 5分でつくれるバランス朝食レシピ3選
2018/08/10 00:00

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忙しい朝に、手軽に食べられて鉄分と食物繊維がたっぷりのカルビー「フルグラ」。
さらにパーフェクトな朝食に近づけるには、どう食べるのが正解?

すぐに使える朝食レシピとともに、ご紹介します。
【フルグラメインの朝食は、朝のエネルギーチャージにぴったり!】

フルグラは、オーツ麦やライ麦などの穀物を丁寧に焼き上げたグラノーラ生地に、
ドライフルーツやナッツなどを配合しています。

主な栄養素は炭水化物で、食物繊維や鉄分、ビタミンもしっかり摂れるのが特徴。
特に食物繊維は、フルグラ1食(50g)でバナナ4本分(400g)、 鉄分はゆでたほうれん草10食分(50g)も摂れ、ビタミンは実に8種類も含まれているのです(*1)。

炭水化物を多く含むため、1日のスタートのエネルギーチャージに最適。
最近、低糖質ダイエットが人気ですが、厚生労働省が出している日本人の食事摂取基準(2015年版)によれば、
成人に必要なエネルギーの約半分は炭水化物で摂る、となっています。

炭水化物は糖質を多く含んでいます(*2)が、低糖質ダイエットで糖質を制限し過ぎると、体はたんぱく質からエネルギーを作り出そうとするため、 体に必要なたんぱく質が不足してしまうことになるのです。

(*1)バナナ、ゆでたほうれん草の栄養成分は「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より算出
(*2) 炭水化物=糖質+食物繊維

【フルグラメインの朝食の利点は塩分調整も。さらにプラスするとGoodな栄養素とは?】

健康のために塩分を気にする人にも、フルグラはおすすめです。

平均的な和朝食だと1食あたりの塩分は5.8g洋朝食だと3.7g。
日本人女性(10歳以上)の1日あたりの食塩摂取目標量は7.0g未満なので、和洋食の朝食では、すでに半分以上の塩分を摂ってしまうことに(*3)。
フルグラなら牛乳をかけて食べた場合、塩分は0.5gです(*4)。

そんなフルグラですが、たんぱく質とビタミンCを補うとさらにGoodです。

そこでおすすめしたいのが、フルグラに牛乳やヨーグルトなどをプラスして、 たんぱく質の多い食材と一緒に食べる方法です。
1食にフルグラ50g+牛乳200mlを食べた場合、1日に必要なたんぱく質の13%が摂れます(*5)。

ほかにも、卵やハム、ソーセージ、最近人気のサラダチキンとあわせて食べるのも◎。
ビタミンCが豊富なフルーツや野菜を添えれば、さらにGoodです。

(*3)「日本人の食事摂取基準2015年版」より

(*4)※和朝食(ごはん+味噌汁+納豆+漬物+鮭+卵焼き+大根おろし+こんぶ)、洋朝食(食パン+牛乳+りんご+ハムエッグ+サラダ+コーンポタージュスープ+ヨーグルト+バター+いちごジャム)とフルグラ朝食(フルグラ50g+牛乳200ml+バナナ1本)を比較したときの食塩相当量で計算。フルグラ以外の栄養成分は「日本食品標準成分表2015年版」より算出。

(*5)厚生労働省「栄養素等表示基準値」のたんぱく質の値より算出。
【おすすめフルグラ朝食(1) 「フルグラ&ベーコンエッグ定食」】
「フルグラ&ベーコンエッグ定食」
(調理例)

フルグラ+牛乳をメインに、スクランブルエッグ&ベーコンでたんぱく質、野菜サラダにはビタミンC豊富なパプリカやプチトマトを添え、オレンジジュースもプラス。 大満足の栄養バランス!
牛乳は豆乳やヨーグルトに置き換えてもOKです。ジュースではなく、旬のフルーツをあわせてもよいでしょう。

【おすすめフルグラ朝食(2) 「フルグラパワーサラダ」】
「フルグラパワーサラダ」
(調理例)

葉物野菜や緑黄色野菜たっぷりのサラダに、サラダチキンとフルグラをあわせて。
食べ応え満点で栄養も豊富な今話題のパワーサラダのできあがり!

【おすすめフルグラ朝食(3) 「食べるフルグラスープ」】
「食べるフルグラスープ」
(調理例)

寒い季節には、冷たい牛乳やヨーグルトではなく、温かいものが食べたい……。
そんな人には、グラノーラをスープにして食べるのもおすすめです。

野菜がたっぷり入ったミネストローネをフルグラに注いで、ザクザク食べるスープ風に。
お腹の中から温まり、1日を過ごす元気が湧いてきそうです。

食べ応えがあって、栄養バランスもGood、しかも簡単!
いろいろなフルグラの食べ方、ぜひ明日の朝からとり入れてみてください♪
フルグラのホームページには、ほかにもさまざまな食べ方やレシピがいっぱい!
あなたのお気に入りを探してみませんか。

栄養監修/宮川亜希乃
カルビー株式会社コーポレートコミュニケーション本部CS推進室お客様相談室勤務。管理栄養士。
カルビー株式会社コーポレートコミュニケーション本部CS推進室お客様相談室・宮川亜紀乃




料理・スタイリング/井口美穂撮影/小澤晶子(料理)、森崎一寿美(人物) 取材・文/


*こちらの記事は、2017年10月20日に「FYTTE WEB」上で公開された内容を、学研プラス「FYTTE WEB」許可のもと、一部編集し掲載しています。
FYTTEフルグラ部が突撃! 「フルグラって糖質やカロリーが気になるけど、大丈夫?」
2018/01/12 00:00

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フルグラをこよなく愛する「FYTTEフルグラ部」のメンバーがカルビーを訪問!
管理栄養士の資格を持ち、お客様相談室であらゆる質問に答える宮川に、フルグラのあれこれを取材いただきました。 いつも食べているフルグラにも、まだまだ知らないことがいっぱいあったみたいです!

【実際のところ、フルグラではどんな栄養がとれるの?】
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カルビー本社でのインタビュー風景


岡部さん(以下岡部):
わが家には3歳の息子がいます。保育園に通っているので毎朝バタバタで、 朝食はフルグラに牛乳をかけたものが定番なんです。手軽に食べられるので、すごく助かってます。

吉美さん(以下吉美):
うちは中学1年生と小学5年生の娘二人。上の娘はそのままボリボリ、下の娘は牛乳をかけて食べます。うちも朝は目まぐるしい忙しさですが、フルグラなら手早く準備ができて、食物繊維と鉄分がとれるので安心です。

宮川:
フルグラは穀物、ドライフルーツ、ナッツなどがバランスよく配合されています。
主な栄養素は炭水化物ですが、じつは食物繊維や鉄分もとても豊富で、ビタミンは8種類もとれるんですよ。
1食50gあたりに含まれる食物繊維はバナナ4本分、鉄分はゆでたほうれん草10食分にも相当します。

岡部:
そんなに! 普通の食事ではなかなかその量は摂れないですね。

吉美:
それなら育ち盛りの子どもにもいいですね。

宮川:
ただ、たんぱく質が少ないので、たんぱく質をもう少し補うといいかもしれません。
先ほど牛乳をかけて召し上がるとのことでしたが、たんぱく質がプラスできるので、理想的な食べ方ですね!
あとはヨーグルトと一緒に食べるのもおすすめです。
【気になる塩分もフルグラ朝食だと、とりすぎなくてすむ!】
カルビーお客さま相談室の宮川


吉美:
ほかにも体にいいポイントってありますか?

宮川:
実は、朝食の塩分量が平均的な洋朝食だと1食あたり約3.7g、和朝食だと約5.8gと言われますが、
フルグラ朝食は牛乳をかけた状態でわずか0.5g(*1)しかないんです。

吉美:
それなら、塩分を気にする夫の朝ごはんにもいいですね!

岡部:
ところで、3歳の息子はフルグラ大好きなんですが、実際のところ何歳くらいから食べ始めてOKなんでしょうか?

宮川:
あくまで目安ですが、だいたい、奥歯が生え始める3歳くらいから食べていただけます。
奥歯で食べ物をすりつぶせるようになったら、と考えていただければ。

吉美:
うちは毎朝適当に器に入れていますが、適量ってどのくらいなんでしょうか?

宮川:
1食50gを目安にしてください。女性用のごはん茶碗1杯分(140g)に相当します。
お米の1合カップ(180cc)の9分目と覚えると、簡単ですよ。

(*1)和朝食(ごはん+味噌汁+納豆+漬物+鮭+卵焼き+大根おろし+こんぶ)、洋朝食(食パン+牛乳+りんご+ハムエッグ+サラダ+コーンポタージュスープ+ヨーグルト+バター+いちごジャム)とフルグラ朝食(フルグラ50g+牛乳200ml+バナナ1本)を比較したときの食塩相当量で計算。フルグラ以外の栄養成分は「日本食品標準成分表2015年版」より算出。


【じつは、女性としてはカロリーや糖質が気になります…】

岡部:
あと、じつは気になっていることが。フルグラ、すごくおいしいですがカロリーとか糖質を考えると「大丈夫かな」って。 子育てで忙しくて、なかなかきちんとダイエットに取り組めないのが悩みなんです。

吉美:
極端に食事制限してダイエットをすると、肌や髪にも悪影響出ちゃうしね。

宮川:
それなら「フルグラ 糖質25%オフ(*2)」が断然おすすめです!
グラノーラ生地に大豆たんぱくや豆乳を使い、トッピングにアーモンドやくるみを使っていて食べ応えのある食感と、香ばしい風味が特徴です。

FYTTEフルグラ部によるインタビュー風景


(試食してみて)

岡部:
ほんとだ! ザクザクした歯ごたえもあって、すごくおいしい。

吉美:
このおいしさで糖質25%もオフなんて。食べていて罪悪感とか不安がないのがいいですね! 私たち大人には、こっちがいいかも。


【飽きずに食べるためのアレンジも知りたい!】

岡部:
あと、毎朝食べているとどうしても同じ食べ方ばかりになってしまうのですが、なにかおすすめの食べ方とかアレンジってありますか?

宮川:
たんぱく質が豊富な豆腐と一緒に食べるのはいかがですか?
豆腐にフルグラと黒蜜をかけて召し上がってみてください。
FYTTEフルグラ部の吉美さんがフルグラ×豆腐レシピを試食

(試食してみて)

吉美:
豆腐っぽくない! ヘルシーなデザートって感じですね。

岡部:
これなら小さな子でも食べやすい!

宮川:
黒蜜がなければ、メープルシロップやはちみつでもおいしいですよ。
あとは、意外なところでカレーとフルグラも合うんです。
FYTTEフルグラ部の岡部さんがフルグラ糖質オフカレーを試食

(試食してみて)

吉美:
サクサクしていて、食感のアクセントにいいですね! スパイシーなカレーとフルグラの甘みが何とも言えず、マッチしています。

岡部:
不思議な取り合わせだけど、おいしい! しっかりかむからダイエット中にもよさそうですね。

宮川:
カレーとの組み合わせはカルビーの社員のなかでも、人気の組み合わせなんですよ。
ほかにも「フルグラ」のサイトではさまざまな食材との組み合わせや、フルグラを使って作る手作りおやつのレシピも公開しています。ぜひチェックしてみてください。
【豆腐フルグラのレシピ】

豆腐フルグラのレシピ画像

【材料(1人分)】
フルグラ 50g
豆腐 150g

【つくり方】
1. 器にフルグラを入れ、かき混ぜてなめらかにした豆腐をかけます。
※絹ごし豆腐の方がなめらかに仕上がります。
※お好みではちみつ・黒蜜・メープルシロップを回しかけてもコクが出ておいしく召し上がれます。
※もちろん他のフルグラ®シリーズで作ってもおいしく召し上がれます
【フルグラ糖質オフカレー】

フルグラ糖質オフカレーのレシピ画像

【材料(1人分)】
フルグラ糖質25%オフ 50g
カレー 適量

【つくり方】
(1)ご飯の代わりに、フルグラにカレー(インスタントや手作りしたもの)を適量かけてお召し上がりください。
※もちろん他のフルグラシリーズで作ってもおいしく召し上がれます。


FYTTEフルグラ部員も驚いた、カレーやお豆腐との組み合わせ。 さすがのフルグラ好きでも、今まで一度も組み合わせて食べたことはなかったよう。

みなさんも、ぜひ新たなフルグラとの出会いを試してみませんか?
お話をうかがったのは…

宮川亜希乃
カルビー株式会社コーポレートコミュニケーション本部CS推進室お客様相談室勤務。管理栄養士。
カルビー株式会社コーポレートコミュニケーション本部CS推進室お客様相談室・宮川亜紀乃

今回活動したFYYTEフルグラ部員は
岡部亜希美さん(38歳・会社取締役・サロンオーナー)
岡部亜希美さん(38歳・会社取締役・サロンオーナー)
吉美涼子さん(41歳・ポーセラーツ講師)
吉美涼子さん(41歳・ポーセラーツ講師)

ライン ライン

*こちらの記事は、2017年10月6日に「FYTTE WEB」上で公開された内容を、学研プラス「FYTTE WEB」許可のもと、一部編集し掲載しています。
【まもなく30周年!】歴代フルグラのフレーバーを徹底紹介! 担当者の七転八倒のブランドストーリーを添えて
2017/10/13 00:00

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フルグラは来年で27周年! 1988年にカルビー グラノーラを発売、1991年にはフルーツグラノーラ(現フルグラ)を発売し、2011年にブランド名がフルグラとなり現在に至っています。いまでこそ朝食の定番として認知されているフルグラですが、実はブレイクまでは長い道のりがありました。

本稿ではそんなフルグラのおいしさと栄養バランスを追求してきた歴史を、フレーバーを切り口に紹介。「このパッケージ懐かしい!」、「この味はこのときからあったんだ」と昔を振り返りながら、苦難とチャレンジの歴史をブランド担当者の解説とともにお送りします。
カルビーフルグラ事業本部 企画部部長 網干(あぼし)弓子
↑カルビーフルグラ事業本部 企画部部長 網干(あぼし)弓子
まずは現行のラインナップから。期間限定を含めると全9種類が展開されています。
フルグラ商品
レギュラーの「フルグラ」、定番味替わりの「黒豆 きなこ味」「4種の実りメープル味」「チョコクランチ&バナナ」「糖質25%オフ」「マイグラ プレーン味グラノーラ」、「ざく切りいちご」、期間限定の「ざく切りさつまいも」「3種のベリーミルクテイスト」。共通する魅力はザクザクとした食感や自然な甘み、各素材がバランスよく調和していることなどが挙げられますが、そのおいしさは27年の進化を経てたどり着いたもの。記念すべきデビュー作から、その歴史を紐解いていきましょう!
【商品詳細はコチラから】

カルビー「フルグラ」公式ページ:https://www.calbee.co.jp/frugra/

カルビーフルグラオンラインショップ:https://shop.calbee.jp/marche/shop/

【その1~すべてはここから始まった~】

カルビー グラノーラ 1988年8月8日発売
カルビー グラノーラ 1988年8月8日発売

アメリカの食卓に定着していたシリアルに着目して開発がスタート。オーツ麦やライ麦などの穀物をベースに、日本人向けの味わいを目指して誕生しました。

【網干解説】

カルビー10年に一度の新カテゴリは徹底的に日本人向けを研究

「弊社の代表作『かっぱえびせん』は1964年、『ポテトチップス』は1975年と、約10年に1度、新カテゴリを誕生させてきました。 80年代の例が『カルビー グラノーラ』ですね。日本人向けの味わいとして注目したのは食感です。アメリカのグラノーラはボソっとしていたのですが、サクサク、パリパリとしたスナックで培った技術をもとに、徹底的に食感を研究し、焼き方や配合を模索。ザクザクとした噛みごたえと、のど越しや食べやすさを工夫したと聞いています」(網干)

【その2~フルーツが入った第2弾】

フルーツグラノーラ 1991年3月発売。
フルーツグラノーラ 1991年3月発売。

クランベリー、パイナップル、レーズン、かぼちゃの種が加わり、現在に近いフルーツミックスタイプに進化した一品。

【網干解説】

お皿に入れたときの華やかさを重視

当時、プレーンなタイプはあったのですが、フルーツを入れたものは珍しかったそうです。フルーツを入れる発想は、おいしさや栄養価のほか、日本人が好む“見た目の華やかさ”という狙いもありました。ただ、実は当時はプレーンタイプ、フルーツタイプともに目標まで届かず、売り上げが10億円未満のことも。不遇の時代といえるでしょう」(網干)     


ラインナップの統廃合でフルーツに一本化し第一次ブームへ

受難ではありながらも「絶対おいしいからウケるはず!」と社内にファンが多く、なんとか存続の危機を乗り越えている状況だったとか。やがて90年代なかばになるとある決断が下り、さらに中味にも変革のときが訪れることに。そのひとつが1996年末のグラノーラ終売や、フルーツの変更(1995年5月にパイナップルがリンゴへ、1997年2月にクランベリーがパパイヤへ)です。

「グラノーラが終売になったことで、事業的には『フルーツグラノーラ』に一本化されました。これによって、マーケティングを集中させることに成功。店頭で目立ちやすくなるとともに若い女性を中心に火が付き、社会的にも少しずつ注目されるようになったのです」(網干)

ついに飛翔の時を迎えたフルグラは、1997年ごろにはいわば第1次ブームといえるトレンドに。そして2000年代に入り、ついにあのフルーツが仲間入り。売上的にも30億円規模へと伸長していったのです。

【その3~いちごが入ってリニューアル】

フルーツグラノーラ 2002年3月リニューアル。
フルーツグラノーラ 2002年3月リニューアル。

いまとなっては欠かせない、いちごが加わりました。パッケージもより華やかになった印象です。

【網干解説】

いまに近いレシピが特徴

「現行の定番商品に近いレシピですね。いちごが加わったことで、色味もより鮮やかになりました。なお、グラノーラ生地のほうは初代のときからほとんど味や製法を変えていないです」(網干)


【その4~フルーツなしのグラノーラ】

かぼちゃとあずきのグラノーラ 2002年11月より期間限定発売
かぼちゃとあずきのグラノーラ 2002年11月より期間限定発売

知る人ぞ知る、かぼちゃとあずきを使ったグラノーラ。

【網干解説】

秋冬の素材で違うイメージを演出

「フルーツが入っていない、秋冬の素材で作られたタイプです。商品ロゴも和風調の、珍しい商品といえるでしょう」(網干)


フレーバー、容量ともにバリエーションが生まれた時代

2000年代の商品のなかには、いまに通じるフレーバーも。たとえば2004年4月~8月に発売された「南国デザートグラノーラ」は、その後「トロピカルココナッツ味」(春夏限定のため、現在は終売)へ。そして2008年8月~2009年3月に発売された「フルーツグラノーラ森のめぐみ」は「フルグラ 4種の実りメープル味」へとつながっています。また、2015年からはヘビーユーザーの熱烈な声があり、大容量タイプのラインナップとして定着しています。


【その5~ココナッツにフォーカスしたバリエーション】

フルグラ  トロピカルココナッツ味 期間限定発売(現在は終売)
フルグラ トロピカルココナッツ味 期間限定発売(現在は終売)


【その6~みんな大好きメープル味のバリエーション】

フルグラ 4種の実りメープル味 2016年8月発売
フルグラ 4種の実りメープル味 2016年8月発売

【網干解説】

レギュラーにはない味わいや素材が人気

「南国系のフレーバーは、ココナッツ好きな方が増えているという背景もあって好評です。また、メープル味にはさつまいもやくるみといった素材も使用。ほっこりした味わいが人気ですね」(網干)

【その7~フルーツグラノーラからフルグラへ】

2011年2月 フルグラ(名称変更)
2011年2月 フルグラ(名称変更)

【網干解説】

20周年を記念に愛されていた名称に変更

「『フルーツグラノーラ』は一般名称であり、他メーカーの商品と間違えやすいというお声をいただいていました。そこで発売20周年の節目を迎えた2011年、以前から社内外で呼ばれていた愛称『フルグラ®』に変更したのです」(網干)


シリアルから朝食にドメインを移す

一方、外的な要素といえば朝食ブームです。パンケーキやフレンチトーストとともに、お洒落な朝食として大ブレイク。結果、2012年度は63億円、2013年度は95億円、2014年度には一気に143億円代と、第2次成長が巻き起こります。

「このころからは、シリアルとしてだけではなく朝食として毎日ご利用いただくヘビーユーザーの方も増加。手軽においしく、栄養バランスにも寄与できる食品として広がっていきました。ただ、フレーバーがさらに増加するのは2015年からですね。お客様の層をより拡大するべく、様々な商品が生まれています」(網干)

【その8~人気の素材に注目】

フルグラ 大きめいちご 2015年3月より関東先行発売、同年7月全国発売
フルグラ 大きめいちご 2015年3月より関東先行発売、同年7月全国発売


【その9~大きめから「ざく切り」に進化】

フルグラ 大きめいちご 2015年3月より関東先行発売、同年7月全国発売
フルグラ ざく切りいちご 2017年9月11日発売

フルグラ ざく切りさつまいも 2017年9月11日より期間限定発売
フルグラ ざく切りさつまいも 2017年9月11日より期間限定発売

【網干解説】

「両者とも、よりトッピングを強調したシリーズです。もっと手軽にフルグラに親しんでいただきたく、200gパッケージで発売しました」(網干)

【その10~新たなトライアル、でも苦労も大きかった一作】

フルグラ 黒豆 きなこ味 2015年8月発売
フルグラ 黒豆 きなこ味 2015年8月発売

【網干解説】

初回生産ギリギリまで粘りました

「シニアの方にもフルグラに親しみを持って頂きたいと生まれたのが、和の素材による商品です。色味や味のバランス的に和のフルーツを、ということで柿を入れたのですが、フリーズドライ化が難航しましたね。試行錯誤の末、ピューレにして固めるという技術を採用しました」(網干)



【その11~アーモンドをリッチに使った一品】

フルグラ リッチテイスト 2016年12月発売(現在は終売)
フルグラ リッチテイスト 2016年12月発売(現在は終売)

【網干解説】

はちみつもプラスしています

「グラノーラ生地に通常のフルグラの2.5倍アーモンドを練り込み、定番のトッピングのほかにはちみつキューブをプラス。コクと香りが引き立った、ほんのりリッチな味わいです」(網干)



【その12~糖質が気になる人向け】

フルグラ 糖質25%オフ 2017年1月発売
フルグラ 糖質25%オフ 2017年1月発売

【網干解説】

糖質はオフでも味はオフしていません

「 グラノーラ生地には豆乳、トッピングにはアーモンドやくるみを使うことで、甘さ控えめながらも香ばしく、飽きのこない味わいに。ヘルシーなことでも好評です」(網干)



【その13~フルグラに次ぐ人気味に】

フルグラ チョコクランチ&バナナ 2017年3月発売
フルグラ チョコクランチ&バナナ 2017年3月発売

【網干解説】

お子様にもフルグラを!

「お子様にもフルグラに親しんでいただきたいと考え開発し新発売したのですが、幅広い層で人気となりました。定番のフルグラに注ぐ人気商品です」(網干)

【その14~自分でトッピングする新機軸】

マイグラ プレーン味グラノーラ 2017年5月発売
マイグラ プレーン味グラノーラ 2017年5月発売

【網干解説】

フルグラからフルーツを抜きました

「『自分好みにトッピングをしたい 』、『フルーツが苦手』、『料理にも活用したい』といったお客様の声にお応えした新商品です。さながら初代のプレーンが復刻したような形ですが、食が多様化した現代ならではのフレーバーですね。予想以上に好評です」(網干)

【その15~3種のベリーを集結した華やかな味わいのフルグラ】

フルグラ 3種のベリーミルクテイスト 2017年8月より期間限定発売
フルグラ 3種のベリーミルクテイスト 2017年8月より期間限定発売

【網干解説】

フルグラで人気のベリー系が集結

「ほのかに甘いミルクテイストに焼き上げた5種類の穀物に、3種のベリーを加えました。ザクザクとした抜群の噛みごたえや、爽やかな酸味のハーモニーが楽しめます。トッピングとして新規にブル―ベリーを採用しました」(網干)
【まとめ】
こうして振り返ると、1998年の誕生から約10年は長い不遇の時代、1997年~2003年は第1次成長といえる跳躍の時代、そしてまた約10年の停滞期を経て、2012年に第2次成長を迎え、朝の定番となる時代が到来。

やがて2015年ごろからフレーバーの多様化が進み、若い女性向けの「フルーツグラノーラ」から、老若男女に愛される朝食の定番「フルグラ」に至るという歴史が見えてきます。

すっかり身近なフードですが、今度見つけたら改めてじっくり吟味したり、オフィシャルショップからおトクなお試しセットや定期便を注文してみてはいかがでしょうか!

*こちらの記事は、2017年9月15日に「Get Navi WEB」上で公開された内容を、学研プラス「Get Navi WEB」許可のもと、一部編集し掲載しています。

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