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ポテトチップスの由来は?発祥や日本における歴史を紹介
2023/08/21 00:00

ポテトチップスにはさまざまな種類があり、おやつとして人気の商品です。日々のちょっとした楽しみや癒しを与えてくれるポテトチップスについて、いつから日本にあるのか歴史が気になった方もいるのではないでしょうか。 ポテトチップスは、国や地域によってさまざまなバリエーションが存在します。ポテトチップス好きな人にとっては、歴史や地域ごとの特徴を知ることで新たな食文化の発見につながるかもしれません。 ポテトチップスの発祥や由来から日本での歴史を紹介します。記事を読んでポテトチップスへの理解をぜひ深めてみてください。家族やお友達との楽しいおやつタイムに会話のキッカケとしていただけると嬉しいです。

ポテトチップスの発祥・由来

ポテトチップスは、1853年にアメリカ・ニューヨーク州のムーン・レイク・ハウスホテル発祥だと言われています。ムーン・レイク・ハウスホテルは、サラトガ・スプリングスにあるホテルです。
誕生のきっかけは、ホテルのレストランでお客様の「フレンチフライを厚く切りすぎ」の声があったからです。コック長が、紙のように薄く切ったじゃがいもを揚げたことがポテトチップスの始まりと言われています。
アメリカからポテトチップスが日本に伝わり、日本でも販売されるようになりました。

日本におけるポテトチップスの歴史

*1975年発売当時の「カルビーポテトチップスうすしお味」


日本にポテトチップスが登場したのは、戦後の「フラ印アメリカンポテトチップス」と言われています。
カルビー創業者・松尾孝は、1967年にアメリカを訪れたときにポテトチップスが山のように積んで売られている光景を目の当たりにしました。以降、商品候補としてポテトチップスに注目していきます。
ただし、本当に発売することを決めたのは「じゃがいもの加工品の多くが未利用資源となっており、十分に活用されていない」ことを知ったからです。ポテトチップスが生まれるきっかけになった「未利用資源」の活用は今でもカルビーで大切にされています。
1975年に、カルビーがポテトチップスの量産化を実施し「ポテトチップス うすしお味」を発売しました。1976年には「のりしお」、1978年には「コンソメパンチ」を販売し、ヒット商品へとつながっていきます。

カルビーのポテトチップスの歴史

カルビーは1975年にポテトチップスを販売開始しました。揚げたてのおいしさを長く保つため、1983年にアルミ蒸着フィルムを初めて使用し、1985年に全商品で使用するようになりました。

【カルビーのポテトチップス販売の歴史】

1975年:ポテトチップス うすしお味を発売
1976年:ポテトチップス のりしおを発売
1978年:ポテトチップス コンソメパンチを発売
1983年:アルミ蒸着フィルムを採用

1975年にポテトチップスを発売すると、お客様から下記のような声が寄せられました。

「油が酸化した匂いがする」
「ポテトチップスを買うと、同じ袋に入れている他の商品に匂いがついてしまう」

昔のお菓子は、透明のフィルムで中身を見せるのが主流。実際、カルビーの「ポテトチップス」も同様でしたが、透明のフィルムは油が酸化しやすく、匂いも移行しやすい問題があり品質に支障をきたしていました。

そこでカルビー創業者・松尾孝は商品の品質を第一に考え、中身の見えないアルミ蒸着フィルムを1983年に業界で初めて採用します。「中身が見えないものは売れない」という小売業からの声に加え、コストが大幅に上がることから社内でも大きな反発がありました。

それでも「お客様においしいものをお届けしたい」という強い意思で突き進んだと言われております。

アルミ蒸着フィルムを採用したことで、スナック菓子の大敵である「光・酸素・水」の侵入を大幅に防ぐことができるようになり品質は改善されました。売上も上がり、瞬く間にポテトチップスはカルビーの主力ブランドに成長していきます。その後、アルミ蒸着フィルムは業界のスタンダードとなっていきました。

カルビーのポテトチップスの現在

カルビーのポテトチップスは、2020年に45周年を迎えました。

お客様の多様化したニーズにお応えすべく種類も増やしながら、定番商品の進化も続けています。カルビーのポテトチップスの現在を、下記の観点から見ていきましょう。

・現在のラインナップ
・環境への配慮

現在のラインナップ

現在、販売されているポテトチップスの一部を紹介します。

通常のポテトチップスのほかに、堅あげポテトやピザポテト、じゃがいもチップス、ポテトデラックスなど種類は豊富です。

カルビーのポテトチップスは、カットの方法や製法によってさまざまな食感が楽しめます。
具体的にどのような違いがあるのか、図で見るとわかりやすいです。

通販サイトで取り扱っている定番商品は下記のとおりです。

ポテトチップス うすしお味(60g×12個)

堅あげポテト うすしお味(65g×12個) 

そのほかに、地域の味やカルビープラスの限定ポテトチップスの取り扱いもあります。

九州味自慢 五島灘の塩味 かつお節仕立て(65g×12個)

九州味自慢 有明海産佐賀のり味(65g×12個)

無限ポテトチップスアンチョビガーリック味(20g×6袋)

カルビーの公式オンラインショップでは、さまざまな商品がラインナップされています。ぜひ、オンラインショップでお気に入りのポテトチップスを探してみてはいかがでしょうか。

スナック - カルビー公式オンラインショップ 
 

環境への配慮

カルビーではSDGs(持続可能な社会)の実現に向けて、地球環境に優しい商品を目指しています。

ポテトチップス誕生のきっかけにもなった「未利用資源」の活用は、今でもカルビーの大切な概念です。一般的には廃棄されることも多い「じゃがいもの皮」の活用方法などの研究を続けています。

段ボール使用量削減によって、トラックの積載効率を向上させCO2削減を実現しました。また、バイオマスインキは黒一色からスタートし、2021年には全色使用しています。2022年からはRSPO認証マークの掲載を始めました。
 

▼RSPO認証マーク
パーム油は、インドネシアやマレーシアなどの熱帯地域で栽培されるアブラヤシの木の実から取れる油です。
そのアブラヤシ農園では、森林(熱帯雨林)を不法に伐採(ばっさい)したり、その伐採により野生動物たちの生息地を奪ったり、また子供たちを強制的に働かせたり、劣悪な環境下のもとで労働させパーム油を生産していることがあります。
そのような環境問題や人権問題が起こらないように生産されたパーム油のことを、認証パーム油と呼んでいます。

日本のポテトチップスの歴史は戦後から始まった

日本のポテトチップスの歴史は戦後から始まりました。

1975年にカルビーから「ポテトチップス うすしお味」が販売されます。その後、パッケージの改良がおこなわれ品質が維持できるようになると、ポテトチップスはカルビーの主力製品となりました。

現在も、お客様の多様化したニーズに応えるために新商品の開発や定番商品の進化に取り組んでいます。今後も環境に配慮した企業活動をおこなっていく予定です。

カルビーの公式オンラインショップでは、定番商品や、地域の味・カルビープラスの限定ポテトチップスなど、おすすめの商品を取り扱っています。
ご家族やお友達とのおやつ時間に、ぜひお好みのポテトチップスを探してみてください。

スナック - カルビー公式オンラインショップ